トニーの取り次ぎによる恵み

聖性の誉れのある人物に特別の恵みの仲介を願う信心は、教会において常に行われてきました。属人区オプス・デイの列福列聖請願事務局に届いた報告の中から、その一部を紹介します。

9月29日以来、タンザニアの友人に何度もファックスを送ろうとしていました。9月22日にはファックスを1通送ることに成功していたのですが、今回は何度試みてもだめでした。友人は医者で、緊急に薬剤と医療器具を必要としていたのです。外科医であるもう一人の友人は、タンザニアへ救援のために駆けつける準備をしていました。必要な手続きを終え、準備万端整っていたのです。あとはタンザニアと連絡をとることだけだったのですが、それがまったくできなかったのです。そのため、タンザニアへの遠征は危険なものとなりました。

どうすれば良いのか思い悩んでいた時、トニー・ツヴェイフェルについての小冊子が目にとまりました。トニーはスイス人の技師であったことを思い出し、彼に頼むことにしました。ファックスの器械の前でトニーの取り次ぎを願いました。最初の試みは失敗でした。向こうが通話中だったのです。ファックスを自動に切りかえて、部屋を後にしました。15分後に、部屋へ戻った時、メッセージが送信されていることに気づき、驚きました。送信したものは、17時24分にタンザニアで受信されたという記録が残っていました。トニーに心から感謝しました。先に祈った時、この願いがかなったら、その事実を公表することを約束していたので、今こうして報告をしている次第です。これからも、トニーの取り次ぎを願っていくつもりです。特に、技術的な問題においてはなおさら彼に頼みたいと思います。

Dr. Chr. B. (ケルン)