活動

霊的生活を向上させ、福音宣教に協力しようと望んでいる人々を援助するためにオプス・デイは、霊的指導、黙想会、教理の講話、要理のクラスなどの活動を提供します。これらの活動は、オプス・デイのセンターや小教区の教会、あるいは活動に参加する人の家庭で行なわれ、すべての人に開かれています。

活動
Opus Dei - 活動

 「オプス・デイの主な活動は、現代社会の中で良いカトリック信者として生きるために必要な霊的手段を、そのメンバーと希望者に提供することである」と聖ホセマリアは説明していました。

形成の手段

 オプス・デイの信者は修徳と教理に関するクラス(サークルとも呼ばれている)に参加します。月の黙想とは、月に一度、数時間を割いて個人的な祈りとキリスト教的生活に関するテーマの考察に当てることです。属人区の信者はさらに毎年一度、三日から五日間の黙想会にも参加します。

 同様の手段は属人区の使徒職に参加する協力者や青少年、また希望する人々にも提供されます。

 形成や養成は属人区オプス・デイのセンターやその他の適当な場所で提供されます。たとえば、サークルは参加者の自宅でもできます。また黙想会は主任司祭の許可があれば、小教区の教会でも開催することができます。

使徒職

 オプス・デイの信者一人ひとりが生活の中で行う福音宣教は、オプス・デイの使徒職でもっとも大切なものです。それぞれがたずさわる日々の仕事と普段の生活の中でキリストの証人となって具体的で効果的な助けをする使徒職です。

  したがって、オプス・デイのメンバーが行なう使徒職は、教育や医療などの特定の分野に限られているのではありません。オプス・デイは、キリスト信者であれば誰でも、どのような活動に従事していようと、社会の様々な問題をキリストの精神に従って解決するように励まし、たえず信仰を証しすることを思い出させるのです。

共同の使徒職

 共同の使徒職とは、オプス・デイの信者が他の人々と協力して推進する使徒職で、属人区がその道徳的な形成を保証し支援します。共同の使徒職は、民間レベルのイニシャチブですが、利益を求めるのではなく、使徒職と奉仕を目的としています。

 共同の使徒職には、小、中、高等学校や大学、女性の地位向上を目指す各種のセンター、発展途上国や地域における診療所、農業専門学校、その他の専門学校、学生寮、文化センターなどがあります。オプス・デイが営利目的で商業活動や政治活動などに介入することはありません。

 これらの事業の名義人あるいは責任者は、あくまでもそれらの発起人や推薦者であり、オプス・デイではありません。オプス・デイは霊的・教義的な面で指導を提供するのです。また、その経営は他の同様の事業と同じように、授業料や援助金、寄付金などによってまかなわれます。

 共同の使徒職による事業は営利を追求するものではないため、しばしば資金が不足することがあります。そのため、これらの事業は、オプス・デイの信者や協力者、また他の人々からの寄付を受けます。さらに、公的な資金援助や、基金もしくは企業などからの援助を受けることもあります。

[+]共同の使徒職の例

 共同の使徒職のいくつかの例を挙げておきましょう。

■ナバラ大学(Universidad de Navarra)は1952年にスペインのパンプローナに創設されました。現在、20学部を数え、大学キャンパスには大学病院(Clínica Universitaria)もあります。バルセローナにはIESE(Instituto de Estudios Superiores de la Empresa)と呼ばれる経営大学院が設置されています。オプス・デイの信者が人々と協力して推進する学府には、この他に、ペルーのピウラ大学(Universidad de Piura)、コロンビアのラ・サバナ大学(Universidad de La Sabana)、フィリピンのアジア太平洋大学(University of Asia and the Pacific)などがあります。

■モンコーレ(Monkole)はキンシャサ(コンゴ)にある病院で、毎年、非常に貧しい地域の人々数千人の治療に当たっています。首都郊外では、エリバ(Eliba)とキンボンド(Kimbondo)という二か所の巡回診療所もあります。さらに、モンコーレに付属する高等看護士学校があり、コンゴの青年女子のための医療教育に貢献しています。

■プンラーン(Punlaan)はホテルと観光を専門にしたマニラにある学校です。授業内容の特徴の一つは、ホテルやレストランでの実習を含んでいることでしょう。その成果が認められ、最近では若い卒業生が百パーセント就職できるようになりました。

■ミッドタウン・スポーツ・アンド・カルチャーセンター(Midtown Sports and Cultural Center)はシカゴにあります。青少年の人口密度が高い多民族移住地域で、社会環境からくる不利な条件を緩和するために、学校教育と人間的霊的教育、スポーツ教育を提供するセンターです。生徒のうち95パーセントは高等学校教育を終え、60パーセントは大学に入学しています。同じ地域の他の青少年と比べると非常に高い進学率です。 

■トシ(Toshi)はメキシコ市西部の農村地区オトミーのマサウア族の居住地にあります。様々な活動をしていますが、その一つに行政事務を中心にした高等学校教育があります。これによって地域の女性が近隣市町村や会社で職を得ることができるようになりました。