中国語版『拓』(ひらく)の出版

『拓』(福者ホセマリア・エスクリバー著)の中国語訳(初版)が、香港、スプリング・パブリケーションズから出版される運びとなった。

『拓』(福者ホセマリア・エスクリバー著)の中国語訳(初版)が、香港、スプリング・パブリケーションズから出版される運びとなった。

『拓』は、福者ホセマリアが神との語らいから得た短い霊的考察を収録しており、キリスト信者の生活に輝きわたるべき諸徳、例えば寛大さ、大胆さ、喜び、誠実さ、友情、責任感などを扱っている。

オプス・デイ創立者のこの著作が世に出たのは、1986年のこと。中国語版を含めて、既に19カ国語に訳され、470万部に達する。

1996年4月、オプス・デイの現属人区長は、初めて香港に司牧旅行を実施、様々なグループとの集いに招かれた。その中でハビエル・エチェバリーア司教は、福者ホセマリアが中国で信仰が広がるよう、よく祈っていたことを思い返し、「中国について夢を描いていました。1950年台に南京の大司教であるYu-Ping枢機卿を招き、中国におけるオプス・デイの仕事、将来像について語り合っていました。もう少し自由になれば、中国でできる使徒的活動にずいぶん期待を寄せていました」と語った。

中国で信仰を広めるという福者ホセマリアの夢は、その著作を通して実現している。『拓』の他にも、すでに『道』『聖なるロザリオ』『知識の香』『神の朋友』の中国語訳が出版されている。